輝く女性に逢いに行くカガミ歯科医院大野 真美Mami Oono輝きの秘訣4年前、マイクロスコープを使用する歯科衛生士のスタディグループ「MDH」をスタート。当初、22人だった参加者は現在100人を超えるまでになった。「自分の治療に自信を持ち、仕事を楽しめる歯科衛生士が増えれば、それが患者さんの幸せにつながる」と大野さんは語る。Prole 大野真美(おおの・まみ)/大阪市中央区にある『カガミ歯科医院』に勤務。18年前より、マイクルスコープを使用したメンテナンスを行っている。スタディグループ「MDH」代表として、全国各地を飛び回っている。マイクロスコープを使用したメンテナンスの先駆者として、そのメリットを全国に広める。 日本顕微鏡学会認定歯科衛生士の資格を持ち、マイクロスコープを使用したメンテナンスを行っている『カガミ歯科医院』の大野真美さん。今でこそ、マイクロスコープを使用する歯科衛生士は増えてきているが、大野さんは18年も前からメンテナンスに取り入れている。 それは、「歯科衛生士にとっても患者さんにとっても価値がある」という確信があったから。肉眼でメンテナンスを行っていたときは触感に頼る部分が多く、歯肉縁下の歯石やカリエスの確認が正確に出来ているのかという不安があったそう。ところが、マイクロスコープを使用するようになり、見える範囲が増え、自信とやりがいに繋がったとのこと。従来の肉眼でのチェックでは難しかった初期う蝕や2次カリエスなどの口腔疾患を正確に診査でき、早期に予防、治療が行えるようになった。 また、施術の正確さだけでなく、患者との信頼関係も生んでいる。「マイクロスコープの画像をお見せすることで患者さんご自身が口腔内の問題点をリアルに把握できたり、施術の動画や術前術後の画像をお見せすることにより信頼関係の深まりも実感できます」。マイクロスコープを使用している歯科衛生士は全国でもごくわずか。大野さんは自身の経験から、歯科衛生士のため、患者のため、マイクロスコープの普及に努めている。MDH事務局(カガミ歯科医院内)大阪府大阪府中央区玉造2-14-16カガミビル2F06-6765-1008MDHホームページhttps://kagamiomochida.wixsite.com/mdh-info3Dentalism 38 MARCH 2020撮影/篠原沙織
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