Dentalism37号
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23 Dentalism 37 WINTER 2019しのぶ歯科医院 院長小林祐之(こばやし・ゆうし)1965年大阪府出身。1990年北海道大学歯学部卒業。1992年まで同大学医局・附属病院勤務。1992年より、しのぶ歯科医院(1971年開業)に勤務。2001年同院2階にアイディール・スマイル研究所開設。2003年に院長就任。2003年発行の『行列のできる歯科医院』生田図南(熊本県天草市開業)著にて、当時の取り組みの全貌が紹介される。2011年しのぶ歯科医院を新築リニューアル。日本口腔インプラント学会専門医ICOI(国際インプラント学会)専門医、指導医OJ理事 デンタルコンセプト21理事、北陸支部長ノーベルガイドプランニング教室北陸塾長有志会代表富山といえばブラックラーメン。金泉グループでは屋台コーナーで提供されている一杯が店内でも味わえる。「九頭竜」創業者の孫が勤務している縁もあり、元祖ブラック牛筋煮込みなど、他にもブラック系のメニューがある。 また、週一で10年以上続けている「有志会」でも、近隣の歯科医師がいろんな症例を持ち寄り、最新の情報を提供しあっていますが、それが自分たちの診断力を大きく高めていると思いますね。一人でできる情報収集には限界がありますが、同じ方向を向いて頑張っている人が複数で共有し切磋琢磨していくことで、格段の差になって現れると思います。伝多朗 治療、教育、患者さんへの対応など、全てを徹底して追求する姿勢はいつ頃芽生えたのでしょうか。小林 実家の歯科医院に勤務するようになり、ほどなく父が分院に退き本院を任されることになりました。当初は、医院経営も、スタッフマネジメントも何もわかっていませんでしたが、30歳のときに危機感から一念発起し、そこから大改革を始めました。技術面だけでなく、マネジメントやマーケティング分野も、あらゆる学びから良いところを取り入れて改良改善を重ねてきました。技術と経営は実は両輪で、どちらも大切ですからね。伝多朗 歯科業界の動き、患者さんの変化については、どのように感じておられますか。小林 やはりデジタル化の流れは凄いですし、勉強しなければならない優先順位も高いと思います。設備投資も必要だし、かといって何でもいいというわけでもない。光学印象だったり、スキャナーだったり、様々なデータを他のデータとどのように組み合わせ、臨床に落とし込んで結果を出していくかが重要となります。また、むし歯や欠損の多い患者さんの減少とともにインプラントのニーズもピーク時よりは減ってきているように思いますが、一方で矯正は増えていると感じています。適正な歯の位置を求めることで、その後の安定やメインテナンスのしやすさも変わってきますし、うちでは50代や60代でも矯正をやる人が増えています。伝多朗 今後の目標を一言。小林 行っていること全ての水準をとことん高めてゆく、それに尽きると思っています。 医療人として、歯科医師として、医院運営者として、ぶれずにプロ意識を貫く芯の強さと、全てを開示して与える包容力を兼ね備える強いリーダー。小林先生はチームのパフォーマンスを最大限に引き出す最強の司令塔なのでした。富山が誇る銘酒の一つ「勝駒」の純米酒。おすすめのアテには肉厚の生エイヒレ炙り。ほのかに薫るスモークの風味と軟骨の食感も絶妙。富山県のさかなの一つとして知られるホタルイカを使った自家製の沖付け。素材が最大限に活かされた一品。「富山湾の宝石」ともいわれる白エビは、ブリやホタルイカに並ぶ富山県の三大海産物の一つとして知られる。小林先生曰く「これにはビールが最適」という白エビのから揚げ。

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