Dentalism 37 WINTER 2019 22しのぶ歯科医院 院長 小林祐之×聞き手 伝多朗(デンタロー) │││││││││││││││││││││││││││││││││ 撮影/福島健一 構成/丹羽麻理歯談・食談 居酒屋 金泉グループ『銅どうせん泉』 にて 今回の「歯談・食談」は富山県へ。富山市開業の『しのぶ歯科医院』小林祐之先生をゲストに、先生オススメの居酒屋・金泉グループの『銅泉』にて日本海の幸に舌鼓を打ちました。伝多朗 小林先生は、患者さんごとのトータルで最適な口腔機能の構築のため「オーラル・リハビリテーション」を追求されていますが、その入り口にあるのが5枚にわたる問診表ですよね。小林 どれだけ勉強をして設備を整えても、それを求めて下さる患者さんがいなければ絵にかいた餅でしかない。5枚の問診表には、患者さんの情報だけではなく、書き方にも人柄が現れます。何を重視している人なのかを知るためのスクリーニングという点でも大きな意味があります。居酒屋 金泉グループ銅泉富山県富山市本町8-1蘂076-441-6163営/18:00~翌3:00休/月曜日伝多朗 自費率80%という実績は、患者さんの「本当の主訴」を汲みとって適格な診療提案が出来ているから実現しているのですね。小林 提供でき得る最大限の選択肢を隠すことなく、メリットやデメリット、リスクについても全て開示し、自費の誘導も一切しません。患者さんに選んでいただいている結果にすぎないのです。伝多朗 診断力を鍛える要となるのは、やはり「症例検討会」でしょうか。地域の歯科医師と行っている勉強会「有志会」も評判ですね。小林 院内で週2回行っている「症例検討会」では、技工士や衛生士も含めた全員が、実際の患者さんのケースで診療計画や治療経過、診断の理由などを共有します。ここが僕の考えや理念を伝え、ビジョンを共有する場になるのです。「歯科」と「食」の未来をみつめて、街から村へ走り続ける味覚人、伝多朗が繰り広げる酒飲み宝談。理念とビジョンを共有する最強の「ワンチーム」歯科。刺身盛り合わせは、銀ダラ、本マグロ、水ダコ、マハタとクエの昆布〆、鱒など、日本海の幸がたっぷり。内容は仕入れによって異なるが、昆布の消費量の高さで有名な富山らしく珍しい魚種の昆布〆が味わえることも。常に最適なパフォーマンスが発揮できるよう、自身の健康管理も兼ねて週に3~4回は昼休みの時間を利用して6~7km走っているという小林先生。シャープで若々しい見た目の印象は、患者さんへの説得力も抜群と評判だ。
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