17Dentalism 35 SUMMER 2019■第112回歯科医師国家試験 歯科大・歯学部別合格者状況■歯科医師国家試験の受験者総数・合格者総数・合格率の推移（人）4,0003,5003,0002,5002,0001,5001,000（合格率）95％90％85％80％75％70％65％60％（単位：％）北海道大学東北大学東京医科歯科大学新潟大学大阪大学岡山大学広島大学徳島大学九州大学長崎大学鹿児島大学 国立 計九州歯科大学 公立 計北海道医療大学岩手医科大学奥羽大学明海大学日本大学松戸東京歯科大学日本歯科大学日本大学昭和大学鶴見大学神奈川歯科大学日本歯科大学新潟松本歯科大学愛知学院大学朝日大学大阪歯科大学福岡歯科大学 私立 計認定及び予備試験 その他 計 総計70.068.825.053.370.062.537.546.242.926.340.948.645.545.524.132.421.033.047.2100.052.350.863.326.250.051.730.547.230.240.234.736.928.628.638.387.989.583.683.686.986.877.176.080.062.970.679.975.475.461.361.930.253.266.296.365.557.679.840.175.381.158.067.248.761.438.359.016.716.763.791.797.688.295.090.291.188.986.584.976.584.888.482.682.682.485.151.480.277.596.173.861.585.171.486.093.975.875.973.780.441.976.00.00.079.4平成18年19年20年21年22年23年24年25年26年27年28年29年30年2,2692,3832,4082,4002,3642,0252,0031,9733,3083,2003,2953,5313,4653,3783,3263,3213,2003,1383,103受験者総数合格者総数合格率（右数値）80.8%68.9%67.5%69.5%71.0%71.1%63.3%63.8%63.6%63.7%新卒合格率既卒合格率総数合格率■歯科衛生士・歯科技工士国家試験の受験者・合格者数の推移3,0491,98365.0%31年3,1593,2322,0392,05964.5%71.2%74.2%2,3662,3752,673（人）5001,0002,0003,0004,0005,0006,0007,00018年平成17年19年20年21年22年23年24年25年26年27年28年29年30年6,7437,3127,0406,3166,0385,9295,7883,6616,0646,6856,753受験者総数合格者総数7,2337,2187,3746,647（95.9%）6,647（95.9%）7,012（95.9%）7,012（95.9%）6,605（93.8%）6,605（93.8%）6,103（96.0%）6,103（96.0%）5,757（95.3%）5,757（95.3%）5,761（97.2%）5,761（97.2%）5,585（96.5%）5,585（96.5%）3,507（95.8%）3,507（95.8%）5,832（96.2%）5,832（96.2%）6,492（97.1%）6,492（97.1%）6,475（95.9%）6,475（95.9%）6,944（96.0%）6,944（96.0%）6,737（93.3%）6,737（93.3%）7,087（96.1%）7,087（96.1%）2,2782,249（98.7%）2,249（98.7%）2,2842,266（99.2%）2,266（99.2%）2,0101,991（99.1%）1,991（99.1%）1,4441,431（99.1%）1,431（99.1%）1,3171,298（98.6%）1,298（98.6%）1,2651,244（98.3%）1,244（98.3%）1,3191,302（98.7%）1,302（98.7%）1,2501,239（99.1%）1,239（99.1%）1,1421,134（99.3%）1,134（99.3%）1,1046,647（99.1%）6,647（99.1%）1,012987（97.5%）987（97.5%）952902（94.7%）902（94.7%）31年7,2076,934（96.2%）6,934（96.2%）839798（95.1%）798（95.1%）歯科衛生士受験者総数合格者総数歯科技工士歯科国試の合格率低下、歯科技工士国試の受験者数減少傾向に歯止めかからず。 第１１２回歯科医師国家試験の結果が発表となり、出願者３，７２３人のうち受験者３，２３２人で、合格者は２，０５９人。昨年と比べると、合格者数はわずか20人多かったが、合格率は０．８ポイント低い63・７％となった。また、新卒の合格率が79・４に対し既卒の合格率は38・３％と、その差は昨年よりも広がることに。受験回数別の合格率は、２回が54・１％、３回が37・３％、４回が24・３％、５回が24・１％、７回が22・２％。回数を重ねるごとに合格率が低くなるという傾向が強まっている。大学別の合格率では、国公立大12校全てが90％を割り、ますます厳しい状況となった。 歯科技工士国家試験では、受験者数の減少に歯止めがかからない。初の１，０００人を割った前回よりもさらに少ない８３９人となった。厚生労働省などは歯科技工士不足に対する検討会を立ち上げ議論しているが、過酷な労働環境、高齢化社会における需要、デジタル化への対応など、なり手不足の根本に何があるのかを考えない限り、改善は見えてこないのではないだろうか。
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