Dentalism34号
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歯科医師にお薦めしたいこの商品 高齢者の老化進行の原点は、脳の活性化の衰えと呼吸機能の衰えと言われている。寝たきりの方のリハビリともなると、脳血流を増やすことで脳機能をしっかり働かせ、その効果により身体各部の筋機能を万全にし、同時にエネルギー代謝確保のための十分な酸素供給をする必要があるが、訪問診療の現場ではそういったことが知られていないのが現状だ。 今回紹介するのは、脳血流を増やし、口周りの表情筋を安全かつ効率的に向上させる医療用器具「パタカラW」。唇と歯茎の間に器具を装着し口を閉じると、器具の形状と材質の復元力により表情筋に閾値を超える負荷がかかり、効果的に表情筋を鍛えることができる。同品を使用した表情筋トレーニングで摂食機能、口腔機能の改善や歯列矯正後の保定が期待できるほか、ドライマウスや認知症の予防や改善などにも繋がるという。さらに、顔のしわやたるみ、くすみ、ほうれい線などを抑えるなどの美容効果も期待できると評判になっている。5 Dentalism 34 SPRING 2019パタカラW一般名称/歯科用口唇筋力固定装置 一般医療機器セット内容/本体、プラスチック収納ケース価格/8,640円本体材質/ポリエステル・エラストマー本体サイズ/65×59mm問い合わせ/株式会社パタカラ0422-29-8192Ciメディカル 130カタログP455に掲載表情筋を鍛え脳の活性化を促し、摂食機能や口腔機能を改善。右側前頭前野周辺がまず活性化し、次いで前頭連合野が反応し側頭葉や後頭葉、小脳までも活動している。f-MRIを利用して脳の活性化の有無をパタカラWで確認装着後、唇に力を入れつぐんだ状態を保持する。1回3分間、1日4回以上を目安に行う。

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