Dentalism32号
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Dentalism 32 AUTUMN 2018 22竹屋町森歯科クリニック 院長 森 昭×聞き手 伝多朗(デンタロー)   │││││││││││││││││││││ 撮影/福島健一 構成/丹羽麻理歯談・食談                        京都・舞鶴『一天張 屋敷』 にて 今回は、海の京都と呼ばれる舞鶴市へ遠征。口腔の健康から健康増進にアプローチするMDE(メディカル&デンタルエステ)協会を設立し、癒しの予防処置を啓発する唾液に注目する臨床歯科の第一人者『竹屋町森歯科クリニック』の院長・森昭先生を訪ねました。伝多朗 森先生は、第1回「歯科甲子園 D1グランプリ」で銀賞を獲得するなど、医院スタッフのモチベーションの高さでも注目されており、マネジメントに関する著書や講演も多く手掛けられています。これまで、どのような歯科医院を目指されてきたのでしょうか。森 開業当初は、率先垂範で院長が何でも出来なければならないと思い込み、実際には何もできないのに虚勢を張って、トップダウンが当たり前だと思っていました。でも、本当はそうじゃないんだ、ということを伝えたくて。伝多朗 その気付きを得たきっかけは何だったのでしょうか。森 平成16年10月20日の洪水です。その日は、スタッフの半数を連れて海外に慰安旅行に出かけるところだったのですが、台風の影響で医院が床上浸水したという連絡が入ったのです。その時は、正直もう終わったかなと思いました。借金もありましたしね(笑)。 医院がなくなり、スタッフたちともお別れなのかと思ったときに、それまで自分の技術で何とかしようと思ってきたけれど、実はスタッフの力を借りながらやってきたことにようやく気づけたんです。もっとスタッフを幸せに、彼らが輝く職場にしないといけないと強く思い、初めて「技術の呪縛」から外れたような気がします。寿し・一品料理『一天張 屋敷』京都府舞鶴市引土322番地蘂0773-75-1656休/月曜日営/16:00~23:30「歯科」と「食」の未来をみつめて、街から村へ走り続ける味覚人、伝多朗が繰り広げる酒飲み宝談。『一天張 屋敷』のご主人・屋敷静男さん。森昭先生と、奥様で歯科衛生士(MDE協会会長)の森光恵さんとは、25年来のお付き合いとか。「癒し」の歯科で、スタッフも患者も笑顔に。

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