Dentalism31号

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Dentalism 31 SUMMER 2018 26天井久代デンタルクリニック 院長 天井久代×聞き手 伝多朗（デンタロー）　　 ││││││││││││││││ 撮影／長屋和茂　構成／丹羽麻理歯談・食談　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東京・築地『鉄板焼Kurosawa』 にて　歯科衛生士の資格を取得後、４年生大学で経済を学び教師や司書教諭の資格も取得。絵画を学ぶためヨーロッパを放浪し20代のうちに結婚・出産・離婚を経験。30歳にして歯学部へ入学し、卒業後は板橋や川越で歯科医院を運営し、56歳のときに銀座で開業した天井久代先生。今回は、界隈をよく知る先生おすすめの店で「歯談・食談」ランチの開催です。伝多朗　今年、古希を迎えられ、時を同じくするように歯科医師としては週３日のみ銀座のクリニックでの診療に絞り込まれているようですが、ますますパワーがみなぎっておられますね。天井　３年前に父が天寿を全うし、歯科医師をしていた娘が結婚しアメリカへ移住したこともあって、歯科医院の譲渡など、この２〜３年は多少バタバタしていましたが、今は落ち着いています。以前にも増して海外にも出かけていますし、薔薇や犬の世話にも忙しい（笑）。海外で発表しようと、70歳にして、改めて英会話のレッスンも始めたの。ウフフ。伝多朗　歯科医師としての人生も型破りで刺激的ですが、人生の楽しみ方、充実のさせ方についても大いに学びたいところですね。天井　好きなことをやってから歯学部に入ったことは、私の人生にとっては大正解でした。絵画で培ったデッサン力や観察力は、病理スケッチや歯型彫刻でも活かされましたし、審美的な感覚においても役にたったと思います。伝多朗　50代で銀座に出られ、そこから、どのような挑戦を始められたのでしょうか。ご苦労もあったと思うのですが。鉄板焼　Kurosawa東京都中央区築地2-9-8蘂03-3544-9638（要予約）休／日曜・年末年始営／ランチ11:30～15:00（L.O.14:00）ディナー17:00～23:00（L.O.21:00）土曜・祝日ランチ11:30～15:00（L.O.14:00）土曜・祝日ディナー17:00～22:00（L.O.20:00）「歯科」と「食」の未来をみつめて、街から村へ走り続ける味覚人、伝多朗が繰り広げる酒飲み宝談。住所は築地2-9-8（にくや）。築87年の趣きある民家で営まれる鉄板焼の店。店内には映画監督の黒澤明氏の絵画や撮影風景を切り取った写真などが店内にちりばめられている。「レストラン黒澤グループ」の中の一軒として平成16年に誕生。黒澤明監督の長男である黒澤久雄氏や、黒澤プロダクションが企画・監修で協力している。患者の「口福」のため、信じる歯科医師道を。